2022.06.13

NEWS 2022.06.13

令和4年度「蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業」の採択について

再生可能エネルギーの普及と仮想発電所(VPP)構築を目指す、株式会社メディオテック(本社:東京都新宿区、代表取締役:松本秀守、以下「当社」)は、経済産業省が一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)を通じて公募する実証事業「令和4年度蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業(以下 本実証事業)」の「ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証」および「再生可能エネルギーアグリゲーション実証」に採択されましたので、お知らせします。

1. ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証(以下、DP実証)

DP実証は、令和4年度蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業における再生可能エネルギー発電等のアグリゲーション技術実証事業のうち、再エネ電気を最大限活用するため、卸電力市場価格等に合わせ、電動車の充電時間のシフトを促し、その実施内容のデータ等を取得し、効果を検証する実証を行うことで、DER(※1)を活用した安定かつ効率的な電力システムの構築と、再生可能エネルギーの普及拡大を図ることを目的とした実証事業になります。

DP実証は、時間毎に電気料金単価が変動する「ダイナミックプライシング」が電動車(以下EV)を用いた生活にどのような影響を及ぼすのかを検証する実証事業となります。
当社では、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット価格に連動させたダイナミックプライシングプランで当該内容を検証します。電気市場価格の高騰は生活者だけでなく、電気小売事業者にも大きな影響を及ぼしており、当社HEMSを用いてV2Hなど家庭内機器を制御することで、生活者、電気小売事業者の経済性/事業性を担保できるのかを検証します。

EVへ充電するタイミングをシフトする仕組みの拡大を目指し、EV所持者に経済性のあるEV利用支援アプリと小売電気料金メニューの開発実証を進めて参ります。

本実証事業は一昨年度、昨年度に引き続き参加となります。
昨年度の取り組みで得られた知見をもとに、昨年度より進めている複数機器の同時制御の制御技術の精緻化や、実証参加者の方がより主体的に行動できるようにアプリケーション側のUI強化などを進めたいと考えております。

2. 再生可能エネルギーアグリゲーション実証(以下、再エネアグリ実証)

再エネアグリ実証は、令和4年度蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業における再生可能エネルギー発電等のアグリゲーション技術実証事業のうち、再生可能エネルギー発電設備や蓄電池等を束ねて、集約した電気を自社で活用、または取引市場への入札や小売電気事業者等に提供するアグリゲーションビジネスの展開に向けた取り組みです。

自然エネルギーの普及促進の一環として、自然エネルギーの利用率向上のために平成28年度から令和2年度まで実施したバーチャルパワープラント構築実証事業に続き、令和3年度は「再生可能エネルギーアグリゲーション実証」を行いましたが、本実証ではさらに取り組みの対象を拡張し、再生可能エネルギーアグリゲーションの事業性検証を深めていきます。

当社は本実証事業に、SBエナジー株式会社をリーダーとするコンソーシアムに、再エネアグリゲーターとして参画します。

※1 Distributed Energy Resources の略で、需要家の受電点以下に設置されるリソースに加えて、系統に直接接続される発電設備、蓄電設備等の分散型エネルギーリソースを総称するもの。

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